Solar for Schools Bildung [Solar for Schools Bildung gGmbH] (www.solarbildung.org) は、太陽光エネルギーの使用と、STEM(科学、技術、工学、数学)、さらには言語・倫理にも焦点を当てた実践的な教材とツールを組み合わせて、子どもたちに持続可能な気候適応に対する深い理解を備えさせることを目的に、2021年にドイツのミュンヘンに設立されました。非営利団体であるSolar for Schools Bildungは、国際的組織Solar for Schoolsの教育部門です。
Solar for Schools Bildungのストーリー
Solar for Schools Bildungでは、実際の太陽光パネル・システムを教育手段として活用しているため、その教材とツールを利用することで、教室での授業でも、自主学習でも、エネルギー、環境、再生、脱炭素化について実践をベースに学習することができます。自社開発の太陽光発電(太陽光をエネルギーに変換するプロセス)の学習ゲームと実験が、あらゆるタイプの学校、学年レベル、科目(STEM、地理、倫理など)ごとに設計されたカリキュラムとワークショップの基盤となっています。
Solar for Schools Bildungは、校内に設置された太陽光発電システムを、広い意味で学習ツールであると考えています。カリキュラムには、技術的メンテナンスと検査が組み込まれています。太陽光発電パネルが設置されていない学校が存在することを考慮して、実践的に利用できる太陽光発電学習ツール・システムが開発されており、学校が生徒とともにシステムを構築して運用できるようになっています。このプログラムにはどの学校も参加できます。太陽光発電パネルが設置されていない学校向けに、Solar for Schools Bildungは、持続可能でコスト中立的な太陽光発電システムを提供しています。
同社では、若い頃に得られたこうした体験や洞察が大人になってから心に響き、若者が責任と感謝の気持ちを持ってエネルギーを使えるようになるというビジョンを持っています。Solar for Schools Bildungは、地域および世界の課題を認識し、創造的な解決策を開発するための基盤を生徒に提供することを目指しています。
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Solar for Schools Bildungの目標
大半の人々は、気候変動が日常生活に与える影響を認識しています。そして多くの人は、世界的に増加するこの異常気象は、2050年までに二酸化炭素排出量をゼロに削減(国連のネットゼロ目標を達成)しなければ、取り返しのつかない状況まで激化する可能性が高いと考えています。明らかにクリーン・エネルギーへの移行は正しい方向への一歩ですが、教育もまた、社会に根本的な変化をもたらすために重要な要素であると考えられています。Solar for Schools Bildungは、クリーン・エネルギーと、クリーン・エネルギーに関する教育という2つの機会を学校にもたらします。したがって学校はエネルギーの移行を実現し、生徒はエネルギーの移行をじかに体験することができます。
Solar for Schools Bildungチームは、太陽光エネルギーと再生可能エネルギーに焦点を当てた教育コンテンツ、学校教材、ビデオ・チュートリアル、実験キットを作成しています。優れた物理の授業で主に中心的な役割を果たすのは実験です。生徒は、Solar for Schools Bildungが提供する実践的な実験に刺激を受け、意欲を高めています。そして初めて、生徒の実験の準備と実施を支援するために、詳しいビデオ・チュートリアルが教材に追加されました。すでに多くの学校や教育機関が、実践的な太陽光発電の包括的な学習の恩恵を受けています。
太陽光発電の導入に前向きな学校に対し、Solar for Schools Bildungは校舎用のターンキー・プロジェクトを提供しています。このプロジェクトでは、システムの設計、プロジェクト開発、設置に加え、システムのライフサイクルにわたる運用とメンテナンスも同社が担当します。Solar for Schools Bildungは、社会的影響をもたらすことに焦点を当てたCommunity Benefits Societyを通じてプロジェクト資金を用意することもできます。
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Solar for Schools Bildungの課題
Solar for Schools Bildungは、特に環境と責任あるエネルギー使用に対する関心が高いため、ビデオ映像とクリエイティブなマーケティング・ワークの保管、制作、バックアップ、アーカイブのために、持続可能なデータ・ストレージを探していました。自社開発の実験セット用に、多くのビデオ・チュートリアルが作成および録画されています。これらに加え、自然現象から学校の授業、イベントにいたるまでのさまざまなトピックに関連する製品やプロジェクトの写真が撮影されています。ビデオ制作中には膨大な量のデータが生成されます。バックアップやさまざまなバージョンのビデオの作成により、必要なストレージはさらに増加しています。
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Solar for Schools Bildungのソリューション
Solar for Schools Bildungは現在、再生されたSeagate Exos®ハードディスク・ドライブを再導入して活用しています。この動きには、循環型経済に対する両社の取り組みが反映されています。
Solar for Schools Bildungチームのメンバーであるマーク・バチュクス (Marc Batschkus) 博士は次のように述べています。「非営利組織として、私たちはあらゆる活動をシンプルにすることに焦点を当てています。これは教育ビデオ制作のワークフローにも当てはまります。私たちは、2台のカメラで同時に録画し、後で最適な視点を選択します。できるだけ少ないテイクでプロセスを明確に撮影するためです。」
Solar for Schools Bildungはサステイナビリティのあらゆる側面をサポートしてるため、Seagateの再生ハードディスク・ドライブの使用は理にかなっています。同社は、保存されているものの常時アクセスされない自社の膨大な量のビデオおよびメディア・ファイル向けに、Seagateが最も品質が高いストレージ(再利用ハードディスク・ドライブを含む)を提供していると考えています。
Solar for Schools Bildungのマネージング・ディレクターのマティアス・シュマダラー (Matthias Schmuderer) 氏は次のように述べています。「私たちは記憶メディアの再利用と寿命を延ばすことを支持しています。特に教育分野においては、Seagateの安価な大容量ドライブは、学校にもSeagateにも利益をもたらします。教育機関は、新品の製品と同額のコストでより多くのデータを保存できるのですから。循環型経済の達成に対するSeagateの取り組みは称賛に値します。」